その1~通信講座でお勉強~
仕事や家事・育児でとにかく忙しい人にとっては、自宅で自由な時間に学べる通信制度はとても魅力的です。なんとなく心理学に興味がある、日常生活で役立ててみたいという初心者向けの基礎的なものから、心理カウンセラーになりたい、プロとして活躍したいという人向けの専門的な講座まで、かなり多様なコースがあります。隙間時間を有効に使いたい人はもちろん、今さら二十歳前後の学生と机を並べて学校に通うのは抵抗があるという人にも通信制度は好まれます。ただし基本的には一人で進めていくことになるため、モチベーションを持続できるかどうかが鍵となります。自主性と粘り強さのある人にお勧めです。
その2~独学でお勉強~
こちらも、時間の制約の多い人が空き時間で学んでいくには手軽で便利な方法です。例えば、職場の人間関係でトラブルがあり解決策を探っている、思春期の子供の教育に悩んでいる、うまくいかなくなってきた夫婦関係の修復のヒントが欲しい、などピンポイントで扱った書籍は、ちょっと大きめの本屋さんに行けばいくらでも並んでいます。これも立派な学びです。高額な講演会などに参加しなくても、高名な専門家の見解を聞くことができるのですから、随分とお金と労力の節約になるでしょう。さらに、動画投稿サイトなどでも数多くの心理カウンセラーが、個性豊かに色々な情報を発信しています。ただし本にしても動画にしても、そこから何を得るかは、自分の受け取る力にかかっています。心理学を学ぶ導入部分として様々な媒体に触れてみた上で、興味が深まればより系統立てた勉強へと移っていくと良いでしょう。
その3~講座・ワークショップでお勉強~
とはいっても家で一人で勉強するのは寂しい、直接誰かから学びたい、そもそも自宅だと続ける自信がない、仲間と励まし合いながら進んでいきたい。そういう人は、やはり専門家が開いているワークショップや講座に参加すると良いでしょう。これから大学や専門学校に入学するほどの気力もお金も時間もないという人でも、短期間で通える講座はたくさんあります。テーマも多岐に渡っており、平日の仕事帰りに参加できるビジネスパーソン向けのもの、子育て世代に向けた昼間の講座、パートナーシップ改善や自己実現の方法を学ぶ週末のクラス、その他様々あります。最初は自分の関心とぴったり合うものを探してみることが、その先へと繋がる扉になるはずです。やる気と好奇心さえあれば、心理学を学ぶ方法は無数にあります。日常生活に役立てたいという人も、できれば仕事にしたいというプロ志向の人も、自分の目的とライフスタイル、さらには性格に合わせて、まずは一歩踏み出して自分自身の可能性を見つけにいきましょう。
数ある大学の中から心理学の大学を探すとその数はあまりありませんが、文学部・人文学部・教育学部などでも学べるため、それらを含めるとかなりの数の大学が該当します。